和水の古民家ルームツアー

 こんにちは!


今日は和水の古民家の購入当時の内部を紹介します。

この家は初築明治元年と古いですが、おそらく過去に何度か増築・改築を経て今の状態になっているように思います。


母屋

【間取り図】

【入口土間と、3畳書斎】


【玄関から正面の6畳和室①】

この和室は初めて内覧した時には古い畳と、真ん中に掘りごたつがあったが、前の持ち主が家を売るに当たって床下の補修と畳を新調する工事を行った。

【6畳和室①から見る入口土間】




【6畳和室①の隣の6畳和室②】

【6畳和室②から書斎を望む】


【6畳和室②の奥の8畳和室】

縁側手前の畳がベコベコしている。畳の上にイグサのマットが引かれているが、その下の畳はかなり傷んでいる。

【縁側と反対側にも掃き出し窓がある】

【縁側】

【縁側の窓の上の部分】

古い木枠の一重窓は冬はとても寒そう。おまけに窓の上を見ると、木の格子の内側に障子紙を張っているだけで、破れた箇所もあり。一番奥はなんと牛乳パックで補修されている。

更にその上を見ると、梁の上の垂木と垂木の間は新聞紙でくるまれた藁がつめられているだけで、半分くらい抜け落ちて隙間風が入りたい放題になっている。

【キッチン横土間】

土間コンクリートが切れていて、壁沿いはブロック幅ほど土がむき出しの状態。

【DK】

【勝手口と浴室壁】

この壁も和室①の畳と同様、前の持ち主がキッチンと浴室を分ける壁を作る工事を行っていた。以前はこの壁がなく、キッチンから風呂が丸見えの状態だった。ちなみに五右衛門風呂で、脚立の後ろに焚口がある。

【脱衣所】
脱衣所はこの半畳ほどのスペースで、カーテンを閉めれば脱衣所、開ければトイレへの廊下の一部となる。奥左手に洗面所と正面にトイレが見える。

【浴室】

約1畳ほどの広さの浴室。脱衣所との間に扉などは存在しない。シャワーはなく、蛇口からは冷水のみが出る仕様。五右衛門風呂は小さく、大人一人が中で座ったらいっぱいになるサイズ。

【洗面所とトイレ】

トイレは数年前に増築された模様。水洗便器でウォシュレットまで付いている。トイレの扉を閉めると右側より8畳寝室へとアクセスできる。

納屋

母屋から道挟んで反対側に大正15年築の納屋が建っている。
電気・水道・下水などの設備はなく、地上部のみ。雨漏りあり。全体的に微妙に傾ている。
なかなかなサイズで高さもあるので、修理するのも解体するのも難しそう。

【全景】

【梁】

正面に見えるこの梁がかっこいいが、おかげで背の高い軽バンサイズになると入らない。

【雨漏り箇所】

茅葺屋根の上から波板が張られているが、隙間が開いていて雨が降れば雨が滴る。

【腐った梁】

雨漏り箇所の梁はやや腐っている。

【屋根裏】


以上、古民家ルームツアーでした。

ご覧の通り問題山積みです。
このままでも住もうと思えば頑張れば可能だけど、色々と気に入らない(笑)

空き家になってしばらくの古民家だったら、似たような状態の家は多数あるのではないでしょうか。

次回からは、この古民家をにどのように手を付けていったかを紹介しようと思います。

ではまた!

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