浴室のヒノキ壁板張り
以前の記事で浴槽の搬入と、そこまでの下準備の様子を紹介しました。
また、脱衣所の内装工事も平行して進んでいます。
浴室の仕上げは、腰下はタイル、腰上はヒノキで仕上げることに決めました。
タイル貼りは左官屋さんに仕上げてもらうことにし、それまでに腰上を仕上げることにしました。
今回は腰上のヒノキの壁板張り作業を紹介します。
浴室の作業工程
こちらが浴室の内装工事の工程です(✅は完了工程、🆕はこの記事の工程)。
腰下
- 壁断熱工事✅
- タイル部分に木摺り下地をつける✅
- 木摺り下地の上に防水シートを張る✅
- 防水シートの上にラス網を張る✅
- 壁のラス網の上からモルタルを塗る✅
- 浴槽を置く✅
- 浴槽の洗い場側にエプロンとなる壁をコンクリートブロックで積み上げる
- 床面の高さを決め、そこから約10cmほど下がるくらいまで石やコンクリガラなどを入れ、転圧する
- 床面の高さまでコンクリートを打設する
- モルタルの上にタイルを貼る
腰上
- 壁断熱工事✅
- 換気扇枠を取付ける✅
- 天井下地を組み上げる✅
- 壁に防水シートを張る✅
- 壁板を張る🆕
- 天井に防水シート→天井板を張る
- 天井裏に断熱材を施工
作業
ヒノキ壁板張りについて
ヒノキは強度や耐久に優れ、湿気や水濡れやシロアリにも強く、建築では家の土台などにも使われる材です。
その香りの高さもあり、檜風呂など浴槽そのものにも使われることもあるほどで、浴室の内装にも使われることがあります。
ヒノキ材は値段も高く、スギほど流通もしておらず、探さないと手に入らないこともあります。
私は近所の製材所から材を買うことがあるのですが、そこで聞いてみたらスギ・ヒノキともに壁用の加工板の在庫があるということだったので、こちらで購入しました。
ヒノキ材は幅13cm、厚さ1.5cm、長さ2mちょっとでお値段一枚あたり1000円。
その後他のホームセンターでも探してみましたが、同様のヒノキ板は一枚1300円ほどで売っていたので、製材所から買う方が安いです。
ホームセンターで買うと、長さがきっちり200cmなのですが、製材所の材は少し余裕を持って作られており、だいたい210~240cmほどはあるので、1m材がきっちり2本取れるのはうれしいところ。
材の下処理
湿気に強いといわれるヒノキでも、過度で長時間にわたる湿度などの環境下ではどうしてもカビが生えると言われています。
木材を高湿度の環境で使用する場合、長い目で見ればカビは避けられない問題なのかもしれませんが、色々と調べてみて、この木肌一番エコという商品を使ってみることにしました。
こちらの商品の特長としては(商品説明より引用)、- シックハウス症候群の原因となる有機溶剤や化学物質を含まず溶剤臭がなく環境にやさしい作業性に優れた水性一液タイプの保護・防汚剤です。
- 塗膜をつくらないので、木材の自然な持ち味・香りを保ちます。
- 風化・劣化を抑制し白木の美しさを保ちます。
- 防汚性に優れ、汚れを付きにくくし、また汚れても水拭き等で落とすことができます。
- 木材内部への水の浸透を抑制し、カビ・腐食・ぬめり等の発生を抑制します。
換気扇の取付
以前取り付けた換気扇枠に換気扇を取り付けます。
この換気扇はコンセント仕様で紐スイッチだったのですが、脱衣所入口のスイッチで操作できるように紐スイッチをONの位置で紐を取り、配線をし直しました。
すでにヒノキの壁板は張り始めています。
換気扇の屋外フードも廃材を利用して造作しました。
壁板張り
その後夢中で作業し続けていたので写真を撮り忘れましたが、壁板は張り終えました。
タイルとの境となるヒノキ板の下端は、斜め45度にカットして施工すると良いよと大工さんが教えてくれました。
水が木の繊維の中に入りにくくするのと、下にタイルを潜り込ませる役割があります。
続きはまだ今度!
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