浴槽の搬入
以前の記事で、補助金を利用した外注工事の風呂小屋の建設工事で、外装工事はほぼ完成したところまで紹介しました。
大工さんによって工事が進んでいる中、ホーローのバスタブを購入し、納品まで少し時間が掛かるということだったので、その間にキッチンの壁工事を進めていて、そちらは概ね完成しました。
その様子はこちらの記事をご覧ください↓
今回は、いよいよバスタブが到着するということで、浴室をバスタブを受け入れられる状態まで持っていき、バスタブを浴室に運び入れるところまで紹介します。
作業プランニング
まずは浴室の内装をどのようにするのか決めることにしました。
とは言っても、最終的な見た目的なことは主に妻に任せています。Pinterestなどをチェックして好みに合う浴室のデザインをいくつかピックしながら考えました。
妻はユニークな雰囲気にしたくてモザイクタイルを探していて、私は個人的に自然の要素を取り入れたかったので、ヒノキの要素を取り入れる提案をしました。
最終的には床と壁腰下はタイル、腰上と天井はヒノキ張りにすることにしました。
腰上は全て自分で行い、腰下はタイル貼りを左官屋さんにお願いすることにしました。
大工さんにそのことを伝え、どのように施工すればよいか聞きました。ステップとしては、
腰下
- 壁断熱工事
- タイル部分に木摺り下地をつける
- 木摺り下地の上に防水シートを張る
- 防水シートの上にラス網を張る
- 壁のラス網の上からモルタルを塗る
- 浴槽を置く
- 浴槽の洗い場側にエプロンとなる壁をコンクリートブロックで積み上げる
- 床面の高さを決め、そこから約10cmほど下がるくらいまで石やコンクリガラなどを入れ、転圧する
- 床面の高さまでコンクリートを打設する
- モルタルの上にタイルを貼る
腰上
- 壁断熱工事
- 換気扇枠を取付ける
- 天井下地を組み上げる
- 防水シートを張る(壁・天井)
- 壁板を張る
- 天井に天井板を張る
- 天井裏に断熱材を施工
バスタブは鋳物のホーロー製なのでかなり重く、梱包パレットを含めると150kgほどの重さになります。
またそれなりのサイズなので、一度バスタブを狭い浴室に入れてしまうと他の作業がやりにくくなります。浴室にバスタブを設置する前に、上の腰下のステップ1~5までを終わらせる必要があるので、そこから取り掛かりました。
作業
まずは天井の位置を決め、室内空間ギリギリ一番上のところに換気扇の位置を決め、枠の大きさに外壁を切り取ります。
そして断熱材を施工し、タイルと木張りの境目となる高さを決めます。
木張りの材の長さが2mであることを考え、材の無駄が最小になるよう、天井からタイルとの境目までの高さを1m以内に収めることにしました。
野地板を使ってタイル下地となる木摺りを張っていきます。
天井の下地の位置を決めるところ。
レーザー水平器を固定して若干の傾斜をつけています。傾斜があることで蒸気が高い方に流れ、水滴が低い方に流れるようになります。
また、腰上は断熱材の上に防湿防水シートを貼って防水処理をしました。
木摺りを木張りとの境目の高さになるまで張り、上から防水シートを張った様子。
次に、バスタブの図面を頼りに、バスタブの脚が来るところにコンクリートブロックを設置する作業を行います。
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バスタブ「イーモノ」の図面 |
浴槽の脚の位置が決まったら、コンクリートブロックを仮置きし、前後・左右の水平を確認しながらモルタルで地面と固定します。
これでとりあえず完成!
バスタブの搬入
バスタブは本来和水の家の前まで4トントラックで運ばれてくることになっていましたが、どうもこのエリアは運送会社が家まで運んでくれるエリアから外れているという謎の理由で大牟田の運送会社止めとなってしまいました。
バスタブが150kgと相当重いので、搬入当日は屈強な助っ人2名に手伝いに来てもらいました。
そのうち一人がありがたいことに軽トラを出してくれ、運送会社で受け取ってくれると申し出てくれました。
もともと私の軽バンで受け取りに行くつもりだったのですが、軽トラだと積荷もフォークリフトでできるし、荷下ろしも横や荷台に乗って作業ができるので搬入がかなりスムーズに進みました。ありがとう!!
バスタブが我が家に到着 |
3人がかりで浴室の外まで運びます。
浴室のドアを抜けるには梱包材が邪魔なので、浴室の外で梱包材を解体してバスタブのみを室内に運び入れました。
浴室の幅ほぼいっぱいになるほどバスタブが大きく、男3人とバスタブが入ると浴室はパンパンです。
何とかやりくりして見事作った土台にバスタブが設置されました。
洗い場の排水パイプに当たって断熱材が一部剥げてしまいましたが、これは後ほど直すことにします。
意外にすんなりと事は運び、午前中でバスタブ搬入作業は完了しました。
漆喰塗り
妻が皆にお昼ご飯を用意してくれていたので皆で食べ、午後はキッチンの漆喰塗りを手伝ってくれました。
漆喰は近隣の柳川の田島貝灰工業所で作られている「生しっくい」を使っています。
有明海産の貝殻と銀杏草という海藻と麻スサのみで作られている漆喰です。
漆喰塗りは何度か天井に塗るのに試してみましたが、どうも難しく上手く塗れなかったのですが、助っ人に来てくれたうち一人が同じ漆喰を使って自宅の改装で塗った経験者だったので、コツなどを色々と教えてもらいました。
まずは袋の上からよく踏んで柔らかくもみほぐし、だるまごてでコテ板の上に出してからもコテで切り返してさらに使いやすい硬さになるまでこね回します。
漆喰を壁に塗り始める前に霧吹きなどで壁をある程度湿らせると漆喰の伸びが良くなります。
塗り始めてからへこみや段差が大きい場所は上から霧吹きや水を含ませた刷毛で水分を足してやると、コテで表面をきれいに仕上げることができます。
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漆喰塗りビフォー |
漆喰塗りアフター |
おかげで壁一面の漆喰塗りが美しく完了しました。
次回は脱衣所の内装を進めていきたいと思います。
ではまたー!
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