キッチンの柱が1本朽ちていた

先日キッチンの南側の壁を全部破壊したので、必然的にそこを早急に直していかなければなりません。


そう、古民家の改修は、「壊すからこそ進む」のです。


壊した壁面に設置する窓は壊す前に大きさを決めてすでにネットで購入していました。

値段と性能を考慮して、LIXILの2重窓の樹脂アルミ複合サッシにすることに決めました。

まずは窓枠を設置するための木枠作りをしました。


この真ん中に立っている柱、よくよく見ると足元がどうも覚束ない。。。?


足元がしっとりとした土に埋もれていたので、土を全部取り除くと、なんと柱は宙に浮いているではありませんか!

この柱のすぐ横の土壁が柱との間に若干隙間ができていたり、窓が斜めに歪んでいたりしたのがここに来てようやく納得です。

これは一番角の柱で、張り出した軒先や屋根や構造の重さをしっかり受け止めるべき重要柱柱なので、どうにかして修理しなければなりません。

急遽浴室増設工事に来てくれている大工さんに強力なジャッキを貸してもらうように頼んでみました。


翌日にはジャッキを貸してくれたので、早速持ち上げてみました。


つっかえられるところがなかったので、柱自体に木材をビス8本で打ち付け、そこに角材を当てて持ち上げることにしました。

貫(写真に写っている柱から横に伸びて隣の柱と繋いでいる材)が水平になるまで持ち上げてみると。。


なんと約7cmも持ち上がりました。これはどうにかしなければ。


とりあえず腐っている部分を少し切り落とし、柱の下に束石を置きセメントで固めて、柱の足元が二度と土につかないようにしました。

そしてちょうどいい大きさのヒノキの角材の端材があったので、これを使って

金輪継ぎの簡易版を作るべく墨付けしました。


そして刻んでできたものがこちら。


これをもとに、現物合わせで柱側にも墨付け、刻み、合わせて修正を繰り返しました。

ここまで来たらもはや引き返せません。なんとしてでも叩き込んで入れなければ。


幾度とない修正後、ハンマーで叩きまくって何とかぴったりと嵌りました!

栓とかの加工はしなかったのですが、若干無理やり叩き込んでいるうえ、ビスでも固定したのでちょっとやそっとのことでは外れないでしょう。


これで山積みの問題のうちの一つが解決できました。


次回はキッチンの土間の壁沿い約50cmほどなぜかコンクリートが打たれていない問題に立ち向かいます。


お楽しみに!


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