和水の夏と水

こんにちは!


2024年4月に熊本県和水町で築156年の古民家を購入し、自分たちでフルリノベしています。


このブログを始めたのが2025年1月で、家を買った2024年4月からの家の変遷の様子を時系列の記録として書き始めて、キッチンの天井の作業をやっていたのがちょうど真夏のことでした。


なので今回は作業の記録を少しお休みして、九州は熊本県和水町の夏の様子と、夏と言えば水なので、和水の水について書いていきます。


和水の夏


実は私たちは2021年まで約15年間、カナダの西海岸に住んでいました。

コロナ禍をきっかけに日本に本帰国し、カナダ繋がりの友人たちとの所縁で福岡県は大牟田市にとりあえず借家を借りて住んでいます。

カナダ西海岸の冬は寒くて暗く、毎日雨降りで気が滅入りそうになる傍ら、夏は乾燥していて毎日晴れ、気温も20~30℃程度で日も長く、非常に過ごしやすいハイシーズンです。

それに比べ、帰国後すぐの九州の夏は湿度が高い酷暑の季節がとても長く、体も慣れていなかったので非常に過酷でした。

カナダではきれいな淡水の湖が豊富で、夏になると皆湖に飛び込みに行って冷を取るのですが、大牟田近辺にはあまりきれいとは言い難い川やため池くらいしか見つけられず、近場に安心して入れる自然の水場が欲しいと常々思っていました。

夏が近くなると、グーグルマップで川の上流をたどり、民家や田んぼなどが上流になく、かつ道が近くて入れそうな川をいくつかピックして、週末に見に行くみたいなことをよくやっていました。

そういうこともあり、今住んでいる大牟田よりもっと自然が近くに感じられる場所に引越ししたいと思っていた矢先に、和水町の空き家バンクでこの物件を見つけたという経緯があります。


川の水

内覧したときに、この物件のすぐ裏側が川に面しており、しかもその川がかなりきれいなことを知り、家に入る前にすでに私の中で気持ちは固まっているほどでした。


梅雨時期には、この川には蛍が乱舞し、庭の木にとまった蛍がクリスマスのイルミネーションみたいに光り、とても幻想的な世界を見せてくれます。

梅雨が明け7月に入るといよいよ夏真っ盛り。

大牟田の家は竹藪に囲まれているせいか、蚊がとんでもなく多くて途方に暮れていたのですが、和水の家では水場がこんなに近いにもかかわらず昼間は蚊がほとんどおらず、朝から夕方まで窓・ドア開けっぱなしでもほとんど蚊と遭遇しないという、かなり良い方に期待を裏切られました。

大牟田と比べれば若干涼しく過ごしやすいですが、それでも作業していると全身に汗が吹き出します。

暑さが限界まで来たら子供を連れて川にクールダウンしに行きます。



家のすぐそばの川で子供らを安心して裸で水遊びさせられる環境は、自分の中で控えめに言っても最高です!


井戸の水

さて、この家は数年前に井戸のポンプを新調したらしく、その時に同時に浄化槽と水洗便所の設置工事も行われたそうです。

なのでポンプは順調で水量も豊富です。

そしてこの水はおそらく敷地の裏山を源流とする伏流水をくみ上げているためか、水が本当にうまいんです。

浄水施設を経由していないので塩素で消毒されたりしない、そのままの天然水。

蛇口をひねった水をそのままコップに入れて飲めます。

使用した後の排水も敷地内で処理された後に川に放流されるので、汲み取りと違ってこのきれいな川の水を汚さずに済みます。


そしてなんといってもこの井戸水の水温がまた絶妙なんです。

井戸水の温度は年中一定で16~18℃と言われています。

これは夏場はかなり冷たく感じる温度で、逆に冬場はほんのりと温かくすら感じます。


夏の暑さが本格的になって、ビニールプールを買って裏庭に置きました。


プールに水を溜めておくと、子供たちが裸で一日中楽しそうに遊んでいます。

大人もクールダウンによく入ります。

この家に何度かお泊りした時に、風呂の代わりとしても使いました。

水が冷たくフレッシュで、とても気持ちが良いんです。


一日の終わりには水を抜いて土に流すのですが、ここの土は水はけがかなりよく、水たまりになる場所がほとんどないんです。

そのうち耕して畑をするのが楽しみです。


次回は熊本にある古民家カフェに行ったときに、あるものをゲットしたのでそのことを書こうと思います。


ではまた!


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