おんぼろ外壁の補修

現在進めている風呂の増設小屋ですが、将来的にはもともと備わっていた五右衛門風呂を露天風呂にする計画なので、浴室から外に出られるようにドアを付けています。

このドアがあることで浴槽の搬入や浴室の内装工事を進めるのにとても都合が良くてよく出入りしているのですが、このドアから出たところのトイレ外の外壁の状態がとにかく酷い状態で、一番最初に内覧した時から気になっていたポイントの一つです。

浴室のヒノキ板張りがひと段落した今、この壁をとりあえずどうにかすることにしました。


現状



ここの壁が本来どのような様子だったのか想像すらつかないのですが、新築の当初からこの状態ではなかったはず。

このトイレ部分の内装は比較的新しくなった状態だったので、もしかするとその時に内装工事だけ完了し、外壁が置き去りにされて仕方なく隙間風を塞ぐ目的でこのようなことになったのかもしれません。

この壁がどういう状態なのか、詳しく見ていきます。


ここは軒下と屋根の間に挟まれており、構造上三角形の壁が3か所連なっています。

壁の材質ですが、下から

  1. トタン板のツギハギ
  2. ぼろくて薄いベニヤ板のツギハギ
  3. 段ボール

という恐るべき三段構えになっております。

おまけに瓦には積もった梅の葉が腐葉土化し、そこからコケや草まで生えています。

ここまで来れば立派なあばら家ルックです。演出しようとしてもなかなかここまで本格的な雰囲気を出すのは難しいのではないでしょうか。。


解体

とにもかくにも、とりあえず一番下段のトタン板から外してみました。

ネジで数か所留まっていたのですべて外すとすんなりと壁が外れました。


もちろんですが断熱材や防水シートなどは見当たりません。直接室内の空間が広がります。

そして屋根に登り、伝説の段ボール壁とご対面。


段ボールは瓦を避けるように折り曲げられており、ご丁寧に釘で3か所留められています。

段ボールの端を手でつかんで引っ張るとすんなりと外れました。


ここからだと十分中に侵入できてしまいます。

防水・断熱・防虫・防獣・防犯すべてゼロ。

この家にはこんな箇所が他にも盛だくさんで笑けてきます(泣)。


補修作業

まずは余っていた端材の45mm角材で枠を組みます。


屋根瓦の上で足場が斜めかつボコボコのところなので作業がかなりしずらい。

軒の下に潜り込んで長さを測り、平らな作業台も置けないので材や断熱材を切るのも一苦労します。

開口部にグラスウール断熱材をタッカーで施工します。


その上から防水透湿シートをタッカーで留め、とりあえず完成です。

これでまた少し室内がちゃんと「室内」になることができました。


外壁については増設部の外壁と同じものを大工さんに頼んで用意してもらい、下のトイレの外壁を直すときに同時に施工する予定なので、それまでは一旦この状態で保留となります。


コメントなどお気軽に残して行ってください!

また次回!


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