勝手口の改良
この家の改装を始めてすぐくらいからずっと気に入らなかったところがあります。
それがこの勝手口です。
この扉自体は比較的新しく、網戸にもなる優秀な扉なのですが、問題なのはこの開けた時です。
お分かりいただけるだろうか。
おそらく昔はもう少し背の低い別の扉が付いていたっぽく、この新しい背の高い扉を取り付けるのに昔のドア枠をそのままにして、壁の外に無理やり新しい枠を作って外から釘で留められています。
中から見たらこんな感じ。
そもそも外から釘で付けられているので、鍵が閉まっていても釘抜きさえあれば誰でも簡単には入れてしまいます。
また、キッチン全体に床を入れた後では、この扉の改装作業が難しくなるので、タイミングは今です。
プランとしては、この扉の高さまでドア枠を大きくして、ドアを内側から取付けようと思います。
幅はピッタリなので、既存の古いドア枠の高さを高くするという作業になります。
では早速やってみましょう。
土壁の破壊
まずは釘抜きで扉を枠から外し、ドアの高さの線まで土壁を丁寧に壊します。
両側から土を崩していくと、竹木舞だけが残ります。
竹木舞をのこぎりでラインピッタリで切り取ります。
床の処理
床を見ると、謎の溝が入っています。
太い方は雨水の排水溝ですが、手前の細い溝が謎です。
外から見るとこんな感じ。察するに、昔の扉は引き戸で、これがその引き戸のレール的役割を担っていたのかもしれない。
もはや不要で、溝があれば湿気やゴミが溜まるだけなので、コンクリで埋めました。
ドア枠の構造変更
土壁を切り戻し、頭をぶつける梁を取っ払いました。
梁の高さを高くし、扉を中から取付けできるように改造を加えます。
まずは両方の柱のホゾの位置を高くします。
そしてそこにもとあった梁を戻し入れ、さらにビスで固定して、枠は完成です。
扉の取り付け
枠が完成したら、あとは扉を今度は中から取付けます。
ぴったりに収まってくれました!
これでこれからは頭をぶつける心配なしに勝手口を通ることができるようになりました。
ではまた~
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