寝室天井作り継続中
前回の記事では、主に寝室の天井の施工を紹介しました。
かなり高い位置で下地を組むことにしたので一人での施工は難しく、ワークパーティという形で友人たちに来て手伝ってもらい、代わりに昼食を振る舞うことにしました。
お陰で無事天井下地は完成し、屋根裏部屋との境界の壁下地も作り、古い電線の整理も行い、天井と壁の間の根太間の断熱も完了し、寝室の高い位置の荒壁の下処理と漆喰塗りも始まりました。
これだけでも大進歩でしたが、実はまだまだ結構完成までの道のりは段階を踏む必要があります。
寝室完成までのロードマップ
- 天井材の貼り付け
- 天井裏の断熱
- 屋根裏に換気扇の設置
- 天井裏部屋との間の壁作り
- 床の間の天井作り
- 荒壁の下の土壁の補修・壁作り
- 掃き出し窓の上の斜め天井作り
- 壁と天井の漆喰塗り
ワークパーティに来てくれたイギリス人大工親方が4日連続で来てくれたのでずいぶん進みましたが、これからは再び一人での作業が続きます。
天井裏部屋との間の壁作り
イギリス人親方と一緒に作った壁下地にボードを貼り付ける作業です。
壁下地 |
下地材の間隔を455mmピッチで施工したので、910mm幅のボードがぴったり収まります。
両端だけ壁の凹凸を転写して仕上げる必要があります。
このオレンジで囲った箇所は果たして必要なのか?
一番下には障子の上レールが刻まれた鴨居があり、その手前にもともとの天井が乗っていた下地材が逆端の壁まで伸びています。その上は薄い板2枚で仕切られていて、その全体を煤や土や大量の埃が乗っている状態です。
鴨居はもともとこの部屋の面積がこの鴨居のラインまでで、ここに部屋を区切る障子が入っていたのでしょう。
今や部屋は2畳分延長し、扉も取り付け、そもそもこの鴨居に対する敷居は状態が悪かったのでレールのない材に変更しているので、ここの鴨居はもはや無用の長物です。
もともとの天井下地も元の天井材と同じく薄茶のペンキで塗られた上から点カビが全面的についている状態で見苦しいだけで不要。
その上の板2枚も同様に不要。
てな訳で撤去決定です。
撤去したことにより、薄暗く隠れていた裏の天井が露わになり、ここも断熱処理と天井作りをする必要があることを認識します。
なにはともあれ屋根裏との間の壁は一旦完成です。
屋根裏換気扇の取付け
屋根裏に換気扇を取り付けたいと思っていました。
今の大牟田の賃貸家で天井裏に断熱材を敷いた時に、屋根裏に登るとサウナのように暑く熱が籠っていて、ここに換気扇があると夏の間家の中の快適性に差が出るのかがずっと気になっていました。
大牟田の家は賃貸なのでそこまでの投資は二の足を踏んでいたのですが、この和水の家は持ち家なので、誰も止める人がいません。
メルカリで年式落ちの新古品のダクト換気扇が安く出ていたので購入し、寝室の上の天井裏の可能な限り高い位置に取り付けました。
そこに内側からダクトを延ばして取り付け、ダクト用のアルミテープで固定し、ダクト自体も針金で数か所天井から吊って施工しました。
これで真夏時の天井裏や寝室の温度に変化があるのかの検証が楽しみです。
天井断熱と天井材の取付
屋根裏換気扇の取付ができたので、天井材を全部張って塞ぐことができます。
天井を張り終える前に天井裏に断熱材を敷き入れます。
屋根裏部屋側の天井裏は、屋根裏部屋から断熱材を敷き入れられますが、反対側は届かないので天井材を張り付けるたびにその上に断熱材を乗せ入れ、次の列を貼り付けるという作業になります。
そして最後の一列になりました。
荒壁と出っ張っている中央の柱を転写して形通りに切り、ピン打ちして固定します。
そして完成!
一時は不可能かと思いため息ばかりついて見上げていた寝室の天井ですが、今や思い描いていた通りに天井ができていて、まるで夢のようです。
比較としてBeforeの写真を載せておきます。
これはこれで一つの完成形ではありましたが、この薄汚い低い天井を見ながら安らに寝ることがどうしても想像できなくて破壊したあの日から色々とあって、紆余曲折しながらも4か月掛けていよいよここまで辿り着いたことに感慨深くしみじみとしてしまいます。
次回はいよいよ寝室ラストスパート、寝室全体を漆喰塗り手前まで持って行きます。
乞うご期待!
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