トイレドア製作

前回で屋根裏部屋の床が完成し、物置スペースが確保できました。

これをやったのは引っ越しの段取りと準備が目的でした。

確かに物置スペースを確保できたことで徐々に荷物を運び入れ、置く場所ができたことは間違いありません。

ですが、家全体を色々と見まわしたら、まだまだ色々と細々としたところが終わっていないことが判明しました。

そのうちの一つがトイレです。


未完成箇所

随分前の記事に、この家の改装プロジェクトのプランニングとして、生活するのに最低限整っていないといけない場所として、キッチン・浴室・寝室を挙げました。

ここにきて浴室とキッチンはほぼ完成、寝室は約50%というところまで来ました。

ですが、細かいところに目を向けると、引っ越しして生活拠点をこちらに移すには実はもう少し他の箇所も整備する必要があるということに気が付き始めていました。

この記事現在でまだ残っている箇所としては、

  • トイレの改装(漆喰塗り、腰下板張り、シンク設置、ドア作り)
  • 脱衣所のドア作り
  • 寝室のドア作り
  • トイレ前の廊下の壁・天井
  • 寝室の天井作り
  • 寝室の壁漆喰塗り
  • 和室の床下地修理、断熱、畳入れ替え
  • 和室の床下湿気対策
  • 縁側の修理(掃き出し窓x2、床、構造の歪み補正、天井、壁作り)
  • 大牟田の家にある妻の業務用厨房小屋の移設

うわー、まだまだある!!😵いつ引っ越しできるのだろうか。。。(汗)

いつまでも嘆いてはいられないのでとにかく前進あるのみ。少しずつでも止まらずに進めばいつかは完成するはず。

というわけで、今回はトイレを見てみます。


トイレの現状

トイレは正直今まであまり目を向けられることがありませんでした。

というのもトイレは恐らく比較的近年に改装されていて、現状でも特に問題なく使用できていたというのが大きいです。

今回改めてトイレに目が向いたのは、逆に言えば優先順位が高い他のところがある程度落ち着いてきたからという見方もできます。

今回作業する箇所はトイレと廊下の間の壁なのですが、この廊下には電気がなく、昼間でもとても暗い場所でした。

というのもあり、もともとのトイレの扉が写っている写真がほとんど見当たらないのですが、一部写っている写真がこちら。



写真右側に写っているのがトイレのドアです。

そして謎なことに、このドアとほぼ全く同じ形の開かずのドアがこのトイレのドアの右側にもう一つあり、このドアは壁として中から固定されていて開けることが出来なくなっています。

正面に脱衣所への入り口があり、ここにも何かしらのドアが必要になります。

そしてこの写真を撮っている背後に寝室があり、寝室と廊下を区切るドアも必要になります。

そして問題なのが、脱衣所のドアをここに付けると、トイレのドアと干渉してしまいます。

なので、このトイレのドアとその右側にある開かずのドアを一度取り外し、それぞれを脱衣所と寝室のドアとして付け直し、トイレのドアはスライドドアを新たに作って取り付けることにしました。


内壁作り

上記のドア2枚を外した状態がこちら。


この右側の下地が見えている壁のこちら側に開かずの扉が付いていて、トイレ内のボードを付ける前にトイレの内側から下地越しにドアがビス打ちされていました。

なので、取り外すのにトイレ内のボードを一部穴を開けて、インパクトで取り外してやる必要がありました。

真ん中に写っている柱の廊下側にトイレの照明のスイッチが設置されていましたが、これを扉の左側の壁に移設します。


ここを壊し、上の梁に穴を開けて配線を壁内に入れます。


そしてボードを施工し、スイッチを壁出しにしました。


スイッチはもともと用意していたアンティーク調トグルスイッチを取り付けました。

これはスタイル的に脱衣所のスイッチと同じものです。


そしてもともと開かずの扉が入っていた箇所にもボードを張ります。

これにてトイレの内壁はひとまず完了です。


スライドドア作り

続けてスライドドアを作ります。

このドアには外から見て誰かが入っているかどうか判るように、そしてこの暗い廊下に少しでも自然光を取り入れられるように、照明窓を取り付けたいと思います。

照明窓には、家に余っていたアンティーク目隠しガラスにフレームを組んでドアに組み入れようと思います。

そして照明窓の周りは壁用羽目板を2枚重ねしてドア本体として組み立て、外周の枠は30x105ミリの間柱材を利用します。

これらの壁用羽目板と間柱材も近所に住む肥後コマさんに譲っていただいたものをありがたく使わせていただきます。


照明窓の材料

照明窓の枠は30x45ミリの角材を使いました。

トリマーでガラスが入る溝を切り、長さを測って45度で切った状態。


ボンドとビスでそれぞれをくっつけます。


ドア本体となる壁用羽目板2枚が収まるように、窓枠の外周にも幅広い溝を切ります。


ドア本体の加工

30x105ミリの間柱を幅と高さ2本ずつ切り、ドア本体となる壁板2枚が収まる幅の溝をトリマーで側面に加工します。

ここまで準備すればあとは羽目板を切って合わせて組み上げていくのみです。


羽目板同士は木工ボンドを塗ってくっつけています。

ちなみに上下の間柱材の溝を端から端まで切ってしまうと、組み上げた時にドア側面から溝が見えてしまうので、羽目板が収まる真ん中の部分にだけ溝を切りました。



そしてドア本体が完成!


枠となる間柱同士は手持ちのビスで一番長い90ミリのビスを2本ずつ各コーナーに打っています。

90ミリビスでは届かないので、ビスの頭が入るほどの大きさの穴を深さ50ミリほど座繰りしています。

この後ドアの底を刻んで滑車を組み入れました。

余っていた襖の鴨居材を幅半分に割いて上側のガイドレールとして壁に固定し、ドア上部の幅を少し削ってこのガイドレールの溝の中を滑るように加工しました。

床にはアルミ製のスライドドアレールを固定し、一度はめてみてドアとしてちゃんと機能するかを確認し、不具合を調整をします。


この時点でドアが全閉よりもさらに行き過ぎないように戸当たりを付け足しました。

ドアは無事スライドしましたが、取っ手がないと開閉しずらいので、結構前に八代の海岸でキャンプした時に拾い集めていた流木の中から適当なものを探し出しました。


扉との接点が面になるように少々加工します。

テーブルに置いて横から見た様子

これを反対側からビスで固定しました。

これで完成です。




後記

トイレのドアが完成したので、次回妻が来た時に自信満々で見せました。


するとどうでしょう。


妻「ドアはかわいいけど、窓が大きすぎない?外から見えてやだ。」


と。

確かにたまたま余っていたガラスのサイズがちょうどよいかと思って切らずに使ったわけですが、一応擦りガラス的な目隠しガラスだったので良いかと思って施工を進めたのですが、中に入ってもらって外から見ると、確かに若干動きとかが見えなくもない。。

その後妻が色々と調べてくれて、このような後から貼るタイプのガラス用の目隠しシールを購入して貼ることで解決できました。



ここまで読んでいただきありがとうございます。


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