薪ストーブの煙突設置と火入れ

前回の記事では薪ストーブ設置工事の一番の難関とも言える、煙突の瓦屋根の貫通工事を紹介しました。

今回は薪ストーブの設置と残りの煙突の組み立て、そして無事火入れができるのか、どうぞご覧ください。


ストーブの設置

元々のプランでは、キッチンに今ある床を取っ払った後の土間コンクリートの上に設置する予定でした。


ですが、現在まだキッチンの床を解体する準備が出来ていません。

キッチンの床を解体する場合、シンクや調理台などを全て移動する必要があり、しばらくキッチン作業が出来なくなってしまうからです。

またシンクや作業台も新調したいのですが、そこまでまだ調達できていません。


なので、当面の間はストーブを入口土間に仮設することにしました。

まずはストーブを梱包パレットから取り出し、脚やロストル、灰受け、バッフルプレートなどの付属品を説明書通りに取り付けた後、仮設場所に移動しました。


背面にある和室への入り口の縁側(?)は木製で可燃物なので、薪ストーブから45cm以上離しています。

購入した煙突パーツもストーブの後ろに並べて準備完了です。

以前にも載せましたが、こちらが煙突の設計図です。

ストーブの排気口と煙突の屋根貫通点の水平・垂直距離を測り、そこにたどり着くように煙突パーツを組み合わせながら設計しました。


以下が一応それぞれ購入した煙突パーツになります。

煙突パイプ

ストーブ側から:

  1. 径150ミリ ダンパー付き直管 長さ250ミリ
  2. 一重煙突 L管(エル管)45度 径150ミリ
  3. 一重煙突 直管・1M 径150ミリ
  4. 一重スライド煙突Mサイズ 径150ミリ
  5. 一重煙突 L管(エル管)45度 径150ミリ
  6. 一重煙突 直管・0.5M 径150ミリ
  7. 変換アダプター 150ミリ→外径200ミリへ (一重煙突から二重煙突へ)
  8. 二重煙突 直管・1M 内径150ミリ・外径200ミリ
  9. ルーフサポートブラケット 外径200ミリ ガルバリウム鋼板製
  10. 二重煙突 内径150ミリ・外径200ミリ レインキャップ(煙突トップ)

煙突ブラケット

煙突組み立て

今回は本来予定していたストーブ設置位置とは別の位置に仮置きするので、購入したパーツを組み合わせてこちらの位置で煙突の設置ができるか試しながら組み立ててみました。

本来の位置(キッチン)よりも屋根貫通点に水平距離が近くなるので、1mの150ミリ直管の位置を斜め45度の場所ではなく垂直に立ち上がるように設置し、斜め45度のところにスライド煙突で長さ調節をすることでぴったりとはまりました。


うーむ、カッコいいじゃないか!!

お気付きの方もいるかもしれませんが、背面タンクにボールバルブを取り付けました。

背面タンクが空の状態で火を入れると空焚きになってタンクにダメージを与えるので、バルブを取り付けて中に水を溜められるようにしてあります。

そして火入れ

ここまで整ったらすぐさま火を入れたくなります。

夏の間に庭木を剪定して残っていた枝等を入れ、火を熾してみます。




無事何のトラブルもなくストーブに火が灯りました。

排煙もスムーズで、煙突からも煙が立ち上がっています。


その後雨が降ったりもしましたが、屋根の貫通部分からの雨漏りもなく、現在に至るまで順調に使用できています。


ストーブの設置や煙突の購入・組み立てなどについて質問や相談などがあれば、コメントやブログトップのメッセージ等から投げかけてみてください。分かる範囲内で相談に乗れます。


ではまた!


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