キッチン高床の解体
今回は続いてキッチンのメインエリアにある高さ30センチほどの高床を解体していきます。
現状
我が家のキッチンの真ん中は土間の上に約30センチほど高く上げられた床があり、シンクや作業台等は全てこの高床の上に設置されています。
この床が高いので、シンクの前にある窓が低すぎて外があまり見えません。
窓はおそらく土間レベルで立った時にちょうど良い高さに設置されており、床が高いとこの窓が不自然な位置に来てしまいます。
高床は、和室をぐるりと回るように設置されている式台と同じ高さに設置されています。
今では初期の頃にあった天井がないのでずいぶんと良くなりましたが、キッチン側の式台の頭上は結構低いので、まだ頭上に少し圧迫感があります。
この高床があるため、床の上と土間のエリアがどうしても機能的に分かれてしまい、せっかくの広いキッチンのスペースがどうしても区切られてしまいます。
またここはよく行き来する場所なので、段差はできるだけ少ない方がいい。
プランとしては、この高床は撤去し、可能な限り低い高さでキッチン全体をフローリングにする計画です。
フローリングの下は温水薪ストーブのタンクと接続して温水を巡らし、床暖房にする予定です。
温水薪ストーブの記事はこちらから。
作業
まずはシンクを取り外す必要のない奥側の床を解体しました。
以前かまどであったであろう箇所(上写真の左下)がコンクリート無しで土がむき出しになっています。
続いて手前側の床も解体していきます。
こちら側の高床を解体するには、シンクを動かす必要があります。
シンクを動かしてしまうと、室内で水が使えなくなってしまうので、なかなか今まで踏み切れなかったのですが、腹を括って解体するときが来たようです。
シンクを動かし、床の合板を外し、合板の下に組まれている根太材を外します。
この解体で出た材はほぼ全て再利用するので、釘を一本一本全て釘抜きで抜き取り、できるだけ切らずに丁寧に取り外しました。
解体した高床の下に、謎の穴が開いています。
穴の中はこんな感じ。深さは1mもないくらいで、土が見えます。
実はこの穴、高床の下を初めて覗いたときにはシンクの排水が浄化槽へと行く排水管と繋がっておらず、土間に放水された水が全てこの穴に流れ込んでいました。
今は排水管を繋ぎ、排水は浄化槽へと流れ込むので、この穴は不要です。
こんなところに大穴があるのは危ないし、作業もしずらいし、不気味なので塞ぐことにしました。
高床の解体で出た材を早速使い、フレームを組みます。
足はコンクリートブロックで高さを上げ、もし土から水が上がってきたときに直接地面に触れないようにしています。
この中は梅雨の時期とかは特に湿気が籠ることが予想されるので、この木部は全て防腐剤をたっぷりと塗りこみました。
その上から合板で蓋をしました。これで乗っても大丈夫!
続けて真ん中の床を破壊します。
キッチンの真ん中にある、式台からの繋がりの少し飛び出た床の部分だけがぐるりと足元がコンクリートブロックで上げられており、ブロックの上に太い角材で枠が組まれていて、この部分だけ床材も別なものが使われています。
なぜこのような構造なのかは不明ですが、とりあえず壊してみます。
角材の枠が外れました。
中を覗いてみましょう。
囲炉裏跡でも出てこれば意味が分かったのですが、出てきたのはむき出しの土の上に捨てられた謎のゴミばかりでした。
ますます謎は深まるばかりです。。
ゴミはゴミ袋に集め、ブロックも破壊します。
ブロックの下半分は、半分の高さのブロックの下半部が土に埋まっており、周りは土間とコンクリートで固められていて取れません。
この上に作る床の下に隠れる高さだったので、このブロックについてはそのまま放置することにしました。
というわけで高床の撤去はこれにて完了です。
ですが、かまど跡、ブロックで囲まれた謎のエリアの中、式台の下、そして過去に解体した五右衛門風呂跡(上写真の左上)が土むき出しで、この上から直接床を張ってしまうと様々な湿気問題が起きるので、この土部分をどうにかしないといけないということが分かりました。
この続きはまた次回にお楽しみに!
ではでは~
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