浴室天井が完成
この頃増築部の浴室・脱衣所の内装工事の作業が中心です。
この増築部の工事は和水町の移住支援の補助金を利用した工事で大半の作業を外注していますが、可能な限り工費を抑えるため、内装工事などの自分でできる部分については自分で作業を行うことにしました。
補助金についての記事でも書きましたが、この補助金制度では、工期が年度をまたぐことができないため、左官屋さんにタイルをやってもらい、その後設備屋さんに水道配管を施工してもらうのが年度内に完成する必要があります。
この作業を行っていたのが2024年の12月半ばだったので、左官屋さんが年末の休みに入る前に少しでも作業に入ってもらおうと頑張ってそこまでの作業を進めていました。
今回は、以前のヒノキ壁板張り作業に引き続き、天井を完成するところを紹介します。
浴室の作業工程
おさらいになりますが、こちらが浴室の内装工事の工程です(✅は完了工程、🆕はこの記事の工程)。
腰下
- 壁断熱工事✅
- タイル部分に木摺り下地をつける✅
- 木摺り下地の上に防水シートを張る✅
- 防水シートの上にラス網を張る✅
- 壁のラス網の上からモルタルを塗る✅
- 浴槽を置く✅
- 浴槽の洗い場側にエプロンとなる壁をコンクリートブロックで積み上げる✅
- 床面の高さを決め、そこから約10cmほど下がるくらいまで石やコンクリガラなどを入れ、転圧する✅
- 床面の高さまでコンクリートを打設する
- モルタルの上にタイルを貼る
腰上
- 壁断熱工事✅
- 換気扇枠を取付ける✅
- 天井下地を組み上げる✅
- 壁に防水シートを張る✅
- 壁板を張る✅
- 天井に防水シート→天井板を張る🆕
- 天井裏に断熱材を施工🆕
浴室天井の素材選び
浴室の天井をどのような材で施工しようかと色々と悩んだり調べたり大工さんや知り合いに相談したりしました。
浴室の天井は直接水がかかることは少ないですが、浴室内なのでやはり湿気がこもります。
温泉施設やプールなどの天井を見れば、蒸気が上がってたくさんの水滴がついているのを見たことがある方も多いかもしれません。
常にお湯を張っているわけではないので個人宅の浴室の天井だと水滴が付くほどの湿度にさらされることは少ないかもしれませんが、それでも長年使用していく中でそれなりの時間が高湿度の環境下に置かれることを考慮する必要があります。
最近の家の浴室天井の素材といえば、耐水性・耐腐食性に優れ、メンテナンスの手間が少ないアルミ樹脂複合版や塩ビ、FRPなどの石油由来の素材でできたバスパネルが多く使われる傾向があるようです。
ですが、Pinterestなどの画像検索をすれば、やはり自然素材で作る浴室天井のほうが温かみがあり魅力的に見えるので、できればそういう方向で施工したい。
北米のレッドシーダーという木は耐水性が強いことで知られますが、日本で手に入れようとすると値段が張ります。
そんな中、大工さんが様子を見に来た時に相談してみたら、すでに施工した部分のヒノキ壁板を指さして、これと同じのでしたらいいんじゃないか、とのことでした。
以前のヒノキの壁板張りのときに製材所から買って用意したヒノキ加工板が4枚ほど余っていたこともあり、天井も板張りにするなら壁と同じ素材なら統一感も出るので、同じもので施工することにしました。
作業
まずは天井下地に防水シートを張ります。
シート間の継ぎ目と、壁との隙間はすべて気密テープを貼り、水が天井に入らないようにしました。
あとは板を一枚ずつ長さに切って釘で下地材に打ち付ける作業です。
残っていた4枚を使い切ったので、製材所に電話して追加の注文を掛け、取りに行きました。
するとヒノキ材と一緒におまけでこんなにも薪用の木材を譲ってくれました!
以前に製材所に行って少し話をしていた時に薪ストーブの話になり、必要ならいらない材を次来た時に少し分けてあげるよと言ってくれていたのがこちら。
1mほどの長さのスギの生木なので、1年ほどかけて十分乾かす必要がありますが、こんなにいただけるのはとてもありがたい!
田舎は人も自然も豊かで心地よいです。
そして残りの天井材も一気に張り上げ、ついでに端材を使ってドア回り腰上の細かいところもヒノキ板を張りました。
この間作業に没頭していたので写真がありません。。
そして続いて天井裏の断熱材の施工をしました。
脱衣所側からグラスウール断熱材を敷き詰めます。
そして完成しました。
とてもいい感じに完成しました。ドアを開けた時にヒノキのいい香りが鼻をかすめます。
これで浴室のタイルを貼る準備が整ったので、大工さんに連絡し、左官屋さんが年内で作業に入れそうなときに来てくれることになりました。
続きはまた今度!
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