寝室の床板オイル塗り

前回の記事では、寝室と和室との間の壁を立て、寝室側に壁板を張りました。

今回は寝室の床板にオイルを塗って寝室を完成させようと思います。

寝室の床について

以前の記事で、寝室の床のリフォームのプロセスを紹介しました。


簡単におさらいすると、

畳と畳下地を剥がし、腐った大引を交換し床下の剥き出しの土に防湿シートを覆って除湿剤を満遍なく撒き大引を入れ、根太を入れ、断熱材を入れカフェ板で覆う

という流れでした。各リンクからそれぞれの作業の様子を見ることが出来ます。


カフェ板は無垢の杉材で、そのままでも素材の良さはあるのですが、長持ちさせるには何か表面に塗っておいたほうが良いだろうということで、余っていたフラックスシードオイル(亜麻仁油)を塗ることにしました。


塗り始める前


カフェ板を選ぶときに、ホームセンターに在庫が多くあったので、全ての板を検品して出来るだけ死節や割れなどがない綺麗なものを選んだので、この状態でも悪くはありません。


塗り始め

娘が小学校から帰ってきたので、一緒に塗るのを手伝ってくれました。

すぐにお絵描きが始まります。


概ね塗れたところで先にオイルがなくなってしまいました。

寝室の入り口から入ってすぐ前の1畳ほどの面積が足りませんでした。



でも塗れたところはご覧の通り、良い感じに仕上がりました。

このあと数日乾かして様子を見ます。


後日談

その後数日で踏んでも問題ないくらいには渇いたのですが、オイルがなくなって塗れなかったところとの違いがどうしても気になるので、ホームセンターでオイルステインを買ってみました。

塗られていなかったところを塗り、数日乾かします。

ところがどうでしょう。

亜麻仁オイルを塗ったところと、オイルステインを塗ったところで仕上がりの違いが出てしまったのです。

亜麻仁オイルを塗ったところは艶なしの濡れ色的に仕上がっていたのですが、オイルステインを塗ったところは艶ありの濡れ色という風になって、その風合いの違いが明らかに異なるので、以前よりも気になってしまいます。

幸いオイルステインはまだまだ残っていたので、亜麻仁オイルを塗ったところにもさらに重ねて部屋全体をもう一度オイルステインで塗ることにしてみました。

順調に塗りすすめ、部屋のカフェ板部分全体を塗り終え、そのまま再び数日乾かします。

ところがどういうわけか、数日経ってもまだなんだかベトベトしており、なかなか完全に乾いてくれません。

扇風機を床に向かって連日回し続けたものの、その後2週間ほど経っても一向に状況が改善しません。

床が乾いたらぼちぼち大牟田の家から寝室の荷物などを移動し始めようと考えていたのに、2週間経ってもまだベトベトして埒が明かないので途方に暮れ始めていました。

使用したオイルステインはフロアにも使えるものを買ったので、原因として考えられるのはオイルステインを塗る前に亜麻仁オイルを下に塗ったことでオイルステインが木部に染み込まなかったのではないかということです。

このオイルステインは生乾きでベトベトしており、2週間も経って埃なども付着しており、なかなか手強いです。

硬く絞った雑巾で拭いても全く取れず、サンダーを掛けてみたけどすぐにペーパーが目詰まりを起こしてダメになり、ニスを上塗りしようと試してみたが、オイルステインの上からだと弾かれて塗れず、どうにもこうにも歯が立ちません。

色々と調べてみましたが、同じ状況に陥った先例を見つけることができず、結局とりあえず上塗りしたオイルステインを一度落とすことにしました。

オイルステインはシンナーを塗ったら浮いてくるのでそこをヘラのようなものでこそぎ落とせば取れる、とのこと。

早速端の方で試してみると、書いてあった通り塗料が浮いてきてこそぎ落とすことができるではありませんか!

しかしこれを部屋全体に施すとなるとなかなかな骨です。

他の方法が全てうまくいかなかったので、この方法を続けるしかありません。

結局腰を据え、換気をしながらポッドキャストのCOTENラジオ織田信長編を聴きながらひたすら地道に塗ってはこそぎ落としを繰り返し、丸一日掛かってようやく部屋全体のベトベトがなくなりました。

妻とも話し、寝室の床はこのままで完成で良しとしようということになり、結局は無垢の状態のままにすることになりました。


これにて寝室の改装は完了です!!


次回からは最後の砦、「縁側」を攻略していこうと思います。


ではまた〜!


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