キッチン床張りプランニング
キッチンの土間コンを打って床を張り始められるまでにいくつかクリアしなければならない問題がありました。
過去数記事でそれぞれの問題に取り組んで解決したので、いよいよキッチン全面の床張り作業に入ることができます。
プランニング
床の高さ
まずは床面の高さを考えます。
窓の高さがあまり高くないので、床は可能な限り低く施工したい希望があります。
単純に床を施工するといっても、土間コンに直接床板を置いていく訳にはいきません。
床板が水平で強度を持たせるためには、大引きを水平に設置し、その上に根太を並べ、根太の上に床板を張っていくという工程になります。
土間コンは高さが場所によって異なり、一番高いところと一番低いところの高低差は約100ミリほどにもなります。
なのでこの場合、一番高いところを基準にして、低いところは束を足して同じ高さになるまで大引きを上げてやることになります。
土間コンの一番高いところは、以前もう一つの勝手口があったところが一部コンクリートで5センチほど後から上げられたようになっているような状態でした。
大引きが土間コンの一番高いところの上に乗ると、その分床面が上がってしまうことになるので、この元勝手口の入り口部分のコンクリートスラブに直接根太を載せることで大引きの高さ分床面を下げることにしました。
また、普通大引きは105ミリなどの角材を使用するのですが、今回は高さを極力抑えるため、その半分の厚さの大引きを使用し、その分束を増やすことで反りを抑えることにしました。
今回使用する大引き材(105x50) |
温水床暖房
我が家のキッチンには温水床暖房が入ります。
熱源は「薪」です。
以前の記事で紹介した、ニトクラフトが出している温水薪ストーブの背面タンクの水が暖められ、温水をポンプで床下に循環させることによって床が温まるという仕組みです。
床下に同社が販売している床暖房パネルを敷いて架橋ポリエチレン管を床暖房パネルの溝に沿って這わせて、上から床板を張ります。
この床暖房パネルのサイズは600ミリx1200ミリが10枚セットで届き、商品ページによると10枚でおよそ6畳に施工が可能ということだそうです。
我が家のキッチンは10畳以上はありそうですが、全面を床暖房にする必要もないので、床暖房が欲しい面積を先に考え、床暖房パネル1セット10枚入りで収まるかどうかを測りました。
シンク下や小上がり廊下の下、そして勝手口より向こう側(浴室側)は冷蔵庫や棚を置くスペースとして使う予定なので床暖房が不要です。
妻と相談しながら、このオレンジの面積ぐらい床暖房が欲しいねということになりました。
向かって左側はダイニングスペース、中央部は調理スペースの予定です。
床暖房の配管や必要なパーツについては、ニトクラフトのこちらのページで分かりやすく説明されているので、これをもとに買い物し、施工することにしました。
ところでこの床暖房パネルの施工に関して、サイズが幅600ミリで、本来はコンパネなどの上にパネルを敷きつめて、その上から床板などを施工するような設計の商品なんですが、大引き→根太→コンパネ→床暖房パネル→床板の順に重ねて施工すると床面が高くなりすぎてしまいます。
妻「これじゃ床面が高すぎる。もっと下げれない?」
俺「じゃあ床暖房パネルを半分に割いて根太の間に入れれば、コンパネとパネル分の42ミリ落とせるよ。図に書いたらこんな感じ。」
妻「これでもまだ床面が高すぎる。もっと何とかならないの??」
俺「んー。。じゃあ根太が設置される場所の大引きを15ミリ刻んで根太を落とし込めばさらにそれだけ下がるっちゃ下がるけど、かなり大変な作業になるよ。時間も大幅に掛かるし、できればやりたくない。」
妻「是非ともそうしてほしい。」
俺「・・・」
これで当初の設計より57ミリ床面が下がることになりました。
さらに、床暖房パネルを半分に割いて根太間に入れる方法なので、切らずに並べて使うよりも間に入る根太分床暖房の面積が広く確保できることになます。
実際に並べてみたところ、1セット10枚入りで上の図のオレンジの面積をほぼカバーすることが出来ることが判りました。
次回は実際の作業の様子を順にお送りします。
ではまたー!
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